六ヶ月連続公演。無事完走致しました!

ご連絡が遅くなりましたが、今年(2022年)二月より月一回でやってまいりました<箱をかぶって「箱男」朗読会(全6回)>ですが7月10日に無事全公演終了いたしました。

おそらく。おそらくですが長編小説である「箱男」を観客と対面する形で全編朗読したパフォーマーはこれまでにおらなかったのではないでしょうか?そしておそらく今後も出現しない…かもしれません。とするとこれは「空前絶後」の企画であった。と、(他に誰もそう言ってチヤホヤしてくださる方がいませんので)自分ですこしは自分を讃えてあげようと思っております。

この6回を通して、演出的にもさまざま進化をしてきました。箱男はカギカッコ(「 」)に入った登場人物のセリフも多く、その意味でとても演劇に近い箇所もありました。私一人の朗読でどうやってそれを表現するべきか?落語みたいに二役やるのも手ですが、如何せん朗読する私が箱をかぶってるもので、落語のように左右に首を振って役を演じ分けるわけにいかない…。試行錯誤しながら、iPadのボイスチェンジャーアプリをつかったり、録音した音声を使ったりして表現をしました。

またプロジェクターを使っての映像表現も、回を重ねるごとに「凝った」ことになっていきました。最終回ではプロジェクションマッピングも導入するハメに(?)なりました。

さてさて、今後<箱をかぶって…>どういう展開を見せることでしょうか?かねて念願の「野外朗読」をぜひとも実現させたいとは思っています。また近いうちに箱男は戻ってくるでしょう。その時は是非、箱を被りにいらしてくださいませ。

ひとまず完走のご報告と御礼です。ありがとうございました。

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